視覚障害者に聴覚と触覚でプラネタリウムを楽しんでもらおう-。そんな計画を認定NPO法人「ビートスイッチ」(仙台市)が市天文台の協力で進める。
 映像の解説を聞きながら、星座を表した点図に触れて読み取るやり方。「楽しむ機会が少ない人たちに外出するわくわく感やライブの雰囲気を味わってほしい」。千葉康彦副代表(54)はそう願う。
 9月下旬、15人の視覚障害者が初めて試し、一般来館者と一緒にこと座、はくちょう座など夏の星々を鑑賞。先天性の視覚障害がある女性の「宇宙に行った気分」との感想が印象的だったという。
 解説と点図読み取りのマッチングや点図の改良を重ねて、いずれ市天文台に点図を常備する考えだ。点図の作成は、ビートスイッチが運営する視覚障害者対象の就労継続支援事業所「希望の星」が担うという。
 「これまでは目の見える人に支援を依頼してきたが、歩み寄って共に楽しむ環境づくりに努める」。千葉さんの言葉に認識を新たにする。バリアフリー社会を築くのは市民一人一人だと。