仙台市郊外の住宅団地の近く、コンビニの跡を利用し開業した、この業態を眺めて「長続きしないのでは」と冷ややかに見ていた。ところが、3年はたっただろうか、健闘している。
 コインランドリーである。街の中で、単身者や学生向けというイメージが強かった。しかし今は客層が幅広いらしい。わけても、洗濯の時短を図りたい共働き夫婦や働く女性らがお得意さまとか。
 洗濯機は容量が大きく、乾燥も強力で早い。たまった洗濯物のまとめ洗いに便利だし、布団や毛布といった大物を洗うこともできる。運ぶのに車を使うから、広い駐車場がある郊外型がもてる。
 全国に約1万8千店舗。10年で3割増えている。その集客力を取り込もうと、大手コンビニがコインランドリー併設店舗の展開に乗り出すという。
 原発事故後の太陽光発電のように、ある事業の隆盛は社会の潮流を映し出す。女性の社会進出の度合いに、共働き世帯の増加-。家事の一部を担うコインランドリーは今や、そんな働き方や家庭の変化を測る物差しなのかもしれない。