キリスト教の教会で、イスラム教徒の話を聞く。宗教が連帯し、過酷な現実に何ができるかを考える試みだ。ミャンマーで迫害を受けた少数民族ロヒンギャ難民の支援集会が12月10日、石巻市の日本基督教団石巻栄光教会で開かれる。
 スワン国際協力の会(石巻市)の主催。キリスト教関係者による東日本大震災の被災支援ネットワーク、東北ヘルプ(仙台市)が共催する。日本人イスラム教徒のナセル永野さん(33)=東京都=を講師に招く。10月にミャンマーを訪れた東北ヘルプ事務局長で牧師の川上直哉さん(44)=仙台市太白区=も教義やロヒンギャの現状を話す。会場で募金を呼び掛け、現地の団体を通じ支援に充てる。
 ロヒンギャはイスラム教徒とは限らず、政府で対応できていない移民を指すと現地で聞いた川上さん。避難所、仮設住宅での暮らし…。震災のつらい記憶が重なる。「人ごとではない」と協力の会のメンバーが開催へ声を上げた。「被災地で育まれた知見を行動に生かしたい」と誓う。午後2時から。連絡先は川上さん090(1373)3652。