「私の将来の夢は検事です。罪に罰を与える前に、本当の助けとは何か、いつも皆で話し合い行動できるようにすることが大切」
 「第8回いっしょに読もう!新聞コンクール」(日本新聞協会主催)で、宮城県分の1次審査を担当した際、聖ウルスラ学院英智小3年、小松澪(しずく)さん(9)の作品に驚いた。「小3がここまで書けるのか」。同僚と回し読みし「全国でも上位に行けそう」とうなずき合った。
 11月末に結果が発表され、作品は小学生部門で最優秀賞に次ぐ優秀賞になった。最優秀賞は何と埼玉県の小1だった。
 担任に聞いた。「小松さんはどんなお子さんですか?」「困っている人を助けるにはどうすればいいかや、世界平和などに関心が高い子です」。1年生の時は「バレエを踊れる検事になりたい」と言っていたという。そこは子どもらしい。
 作品は新聞協会のサイトで読める。周囲を気遣う小松さんの真心に、背筋がピンと伸びることだろう。漢字が1字もない最優秀賞も中身は濃い。「すくすく育って」。陰りない前途を祈る。