「あなたが本当にやりたいことは何ですか?」。支援者の姿勢が当事者本位に変わることで、障害のある人たちの表情や気持ちも変わり、「やりたいことを自ら伝え、決める」生活を可能にしていく。
 仙台市宮城野区の通所施設「仙台つどいの家」が、そんな「本人中心の支援」をテーマに8日、「すてーじ」と題するイベントを同区文化センターで催す。職員らが寄り添う20~40代の通所者4人のこの1年の変化を、動画で報告する。
 知的障害で目も不自由な女性は、気持ちを伝えることが苦手だったが、職員がじっくりと話を聴き、一緒にゆっくり行動することで、少しずつ心を開いた。
 通所後3年の自閉症の男性は、職員が好き嫌いのこだわりを理解した半面、本人の行動を決めてかかりがちになり、本当の気持ちが見えなくなったという。
 「皆に可能性があり、周囲の人が丁寧に関わることで変わる」と施設長の山口収さん(45)。上映後、本人らも記録動画を撮った職員と舞台に登場し、メッセージを伝える。午後1時から、入場無料。連絡先は022(293)3751。