701年の「大宝律令」で整えられた交通制度が、由来とされる。緊急の通信や公用の旅行のため要衝ごとに駅家(うまや)が設けられ馬が置かれた。その馬をこう呼んだ。「駅馬(えきば)」「伝馬(てんま)」。日本発祥の、その駅伝が誕生して今年で100年。
 東京が日本の首都になって50年を記念する行事の一つとして行われた1917年の「東海道駅伝徒歩競走」が始まりだ。京都・三条大橋から東京・上野までの約500キロ・23区間で、関東組と関西組が丸2日近くかけて競い合ったという。
 この時期、毎週のように大会がある。「仲間と一つになるといった精神が日本人に合っている」と話していた瀬古利彦さんの駅伝観が印象に残る。17日の滋賀での全国中学校駅伝に続き、24日には京都で全国高校駅伝がある。四半世紀も前だけど、1993年の大会は忘れ難い。
 ゼネコン汚職で知事と仙台市長が逮捕され、コメは大冷害と、宮城にとって暗い一年を最後に救ってくれたのが、仙台育英高の男女アベック優勝だ。目標に向かって仲間を信じ、たすきをつなぐ。そのひたむきさ、尊さが心に染みた。