仙台市の「ちんどん みやび組」の活動は今年で16年。伝統の大道芸、ちんどんを現代の娯楽に進化させようと、座長の国分雅美さん(61)が出し物を次々に考案する。さまざまな団体のクリスマス会や忘年会への出前公演で大忙しだ。
 芸は千変万化。ガマの油売り、南京玉すだれ、2役早変わりの『金色夜叉(やしゃ)』、歌い踊る『銀座カンカン娘』、軽快なタップダンスの『エノケンのジャズ』…。
 「偽フランス語で『パリの空の下』を歌うと、女性客が掛け合いをしてくれたり。どの会場も乗りがよく楽しい」
 ピアノを学び、バンドや劇団、パントマイムを経験し「人を楽しませる総合芸である『ちんどん』に出合った」。ちんどん太鼓やアコーディオンを担当する男性3人との一座。石巻市出身で、東日本大震災後は各地の仮設住宅を回った。
 挑戦中の最新作が『一人語り 仙台心中物語』。近松門左衛門に着想を得た講談調パフォーマンスで、仙台弁でたっぷり笑わせる。「芸とアイデアを広げ、来年は学校にも出前公演をできたら」。連絡先は090(6474)7071。