きょうはクリスマス。いつもより早起きし、プレゼントに目を輝かせる子どもたちの姿が目に浮かぶ。飛び切りの笑顔を想像し、ほっこりした気持ちになる一方、気になるニュースが頭をよぎる。
 「クリスマスなんてなくてもいい、来ないでほしい」。シングルマザーの3人に1人がそう考えたことがあると、NPO法人「チャリティーサンタ」(東京)が先日、調査結果を明らかにした。
 「多くの人にとってのお祝い事は、経済的に余裕がない人にはつらいイベント。そこに一人でも多く気付いてほしい」とチャリティーサンタ代表理事の男性。
 厚生労働省によると、18歳未満の子どものうち、平均所得の半分を下回る家庭で暮らす子どもの割合、いわゆる「子どもの貧困率」は13.9%(2015年)。7人に1人の割合だ。
 1人親家庭では50.8%に跳ね上がり、実に2人に1人が貧困状況にある。貧困といっても水や食料、住む家がないという極端な貧しさではない。ただ、「クリスマスなんか来ないで」と考えてしまう人々に思いを寄せたい。