「犬を飼うことで長生きできる」。そんな研究成果が先頃発表され、飼育歴5年の犬派としては、思わず笑みがこぼれた。スウェーデンの大学が40~80歳の340万人以上について調べた結果だ。
 飼っていない人に比べ全体の死亡リスクが33~11%、心臓病の危険性はそれ以上の割合で軽減することが分かった。その傾向は特に飼い犬が狩猟犬で、1人暮らしである方が顕著だったという。
 犬の散歩で運動する上、「家族の一員」として犬がストレスを低下させる役割を果たす。犬になめられることで免疫系も刺激を受ける。そんな理由が挙がる。愛犬家なら、うなずけることが多い。
 ただ国内では戌(いぬ)年を前に犬の飼育数が減り、ついに猫を下回ったと伝えられた。要因の一つが高齢化だ。散歩が必要で予防接種もある犬は手間も費用もかかるため敬遠されがち。でも、それでは、ありがたいこの御利益にあずかれまい。
 もっとも、こんな仮説も成り立ち得る。犬を飼うから長生きになるのではなく、長生きなのは健康な人が犬を飼うから。はてさて、さらなる研究が要る?