仙台市の成人式があった7日。夜、中学校の同期会帰りであろう楽しげな新成人を多く目にした。横浜では「振り袖被害」に遭った人もいたが、仙台は目立ったトラブルはなかったようだ。
 1997年度に生まれた本年度の新成人は、選挙では一足先に大人の仲間入りをしている。投票年齢が引き下げられた2016年の参院選から、18歳で選挙権が与えられるようになった。
 「保守化」が指摘される若者の投票行動について、埼玉大社会調査研究センター長の松本正生さん(政治意識論)が階層意識、つまりは生活実感と関連付けた分析を試みている。
 埼玉県民対象の調査によると、中高年は階層意識が「中の上」の人は自民党支持率が高く、「中の下」は低い傾向があった。これに対し10~30代はどちらも高い。松本さんは「生活実感を伴わない自民支持、安倍内閣支持なのか」とみる。
 今後、社会人として経験を重ねる中で若者の政治意識は変化するのか、あるいはしないのか。場合によっては政治のありようも変容を迫られるかもしれない。