冷え込んだ晴天の朝。自宅に近い仙台市内のある高校野球部のグラウンドから元気な掛け声が響いて目が覚めた。ランニングをしているのだろうか。選手たちが吐く白い息が見えるようだ。
 以前、グラウンドのそばを通った時、監督が「もっと声を出せ。近所から苦情が来るぐらいに」とナインに気合を入れていた。夜勤明けの眠りを破られてしまったが、思い出し笑いをしてしまった。
 あすは3月23日に開幕する第90回選抜高校野球大会出場校の選考委員会があり、東北からは地区枠の3校に加え、「21世紀枠」での選出も期待される。
 東日本大震災があった2011年以降、16年を除いて毎年出場して明るい話題を届けてくれた宮城勢は残念ながら全て候補外。今後の奮起を求めたい。
 選抜大会の切符を得た北国の球児は雪のグラウンドに飛び出し、全身で喜びを表現する。その様子を写真に収めようと一緒に走り回り、汗だくになったことがある。寒気の中でかく汗は冷えると、風邪が心配。それでも若い力をもらったせいか、爽快感はいまだに忘れられない。