認知症支援のシンボルカラーとされるのは、オレンジ。認知症サポーターが付けるブレスレットの色にちなむ。ぬくもりを感じる色合いは「手助けします」との意味があるといわれる。
 オレンジカフェとも呼ばれる認知症カフェは認知症の人や家族、地域住民、専門家らが集い、理解し合う場。各地の地域包括支援センターが主催する例が多い中、仙台市青葉区では町内会同士がタッグを組んで運営するカフェがある。
 台原東部連合町内会(5町内会、計約1400世帯)が同集会所で開く「ふらっとカフェ」。毎月1回2時間、50人ほどが交流する。「関心はあるが当事者への接し方が分からない」との住民の声を反映し、昨年4月に立ち上げた。副会長の岡本仁子(さとこ)さん(67)は「お互いさまの気持ちで1人でも多くの住民がつながり、支え合うことが大切」と語る。
 厚生労働省の推計で認知症高齢者は2025年には約700万人に達する見通しで、誰もが関わる可能性がある。町内会活動の難しい現代にあって、台原東部連合町内会の取り組みに期待したい。