まあ解けないこと、解けないこと。生け垣や塀に寄せられた先月の雪が、氷になってまだ残っている。仙台の1月の平均気温を見ると、平年は1.6度。ことしは1.4度だった。やはり寒いのだ。
 あすは七十二候の「ウグイス鳴く」だが、春とは名のみの今時分。3月19日まで冬季休園中の仙台市野草園(太白区)も凍り付いているのかと、訪ねてみた。
 職員が忙しそうにしていた。「冬にしかできない作業が、実はいっぱいあるのです」。篠崎淳園長が教えてくれた。落ち葉掃き、成長しすぎた樹木の伐採、900鉢以上のサクラソウの植え替え-。
 とりわけ竹林の間伐は大仕事だとか。10人の職員が総出で100本以上を切り出した。これを散策路に沿う手すりに使っている。毎年、雪が消えるのを待って修繕に取り掛かるそうだ。春を迎える準備が地道に進んでいる。
 10日、1日限りの特別開園がある。入場無料。「落葉しているので本来の樹形や木肌を楽しめます。ロウバイやマンサクがほころび始めましたよ」。雪を割って、ミズバショウも顔を出していた。