ニュージーランドが、増えすぎて無人島の生態系を脅かしていた外来のネズミ駆除作戦を展開、約20万匹全てを退治したと発表した。数に驚いたが「ああ、ニュージーランドか」と得心した。
 同国は2016年、固有の動植物を守るため外来の哺乳類を50年までに根絶すると宣言した。飛べない鳥キウイ、カカポなどの固有種が外来の動物に捕食され、絶滅を心配されている。
 島は海鳥、昆虫など多くの固有種が生息し、その多様性から世界遺産の一部になっている。ネズミ駆除は、遠大な計画の最初の成功例なのだろう。
 害は海鳥の楽園、宮城県女川町の足島にも。震災後、ドブネズミが侵入して海鳥の被害が相次ぎ、環境省が駆除に乗り出した。町によると昨年5月末のパトロール時もふんを確認したという。子年(ねどし)生まれのチュー高年としては肩身が狭い。
 外来魚を退治する人気番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」で、在来魚を大量に死なせたとして、社長が謝罪した。問われているのは固有種を守る覚悟。テレビ局任せでは済まない。