石巻市の観光交流施設「いしのまき元気いちば げんき食堂」で出されている塩ラーメン「あら~麺」が人気だ。先月下旬に改良版を販売してから、連日200食の売り上げが続いているという。
 石巻で水揚げされたタイ、メバル、カレイといった魚のあらをベースにしたスープと、鶏などの動物系スープを合わせた。うま味が凝縮した深い味わいだ。
 ラーメン誕生の背景には、まだ食べられる食品を廃棄する「フードロス」がある。削減を目指す東京のラーメン店「麺屋武蔵」が6年前から構想を進め、東日本大震災の被災地・石巻で、食材を無駄にしないレシピをつくり、復興支援につなげようと取り組んできた。行列ができる人気店として知名度の高い麺屋武蔵が監修するとあって、ラーメン好きの関心を集めているのは間違いない。
 「ここまで人気が出るとは思わなかった。6年の準備が実を結んだ」。元気いちばの米沢耕也マネジャーは語る。フードロス削減を念頭に、人気店とのコラボで地元の食材を生かすアイデアは、被災地を確実に元気にしている。(2018・4・7)