そろそろ恋の季節なんだろう。自宅の2階から窓の外を、ぼんやり眺めていたら、隣の空き家の敷地(ここは草ボウボウ)に、色鮮やかなキジが1羽。ちょっと歩いては止まり、ちょっと歩いては止まりしていた。その先に茶色の、こちらは地味な色合いの雌のキジ。
 「ケーン、ケーン」と最近、鳴いていたのは、この雄キジだったようだ。雌は雄が近づくと歩いて逃げる。飛び立つわけではなく、ちょっと逃げて雄を待つかのように止まる。でもまた逃げる。
 キジにも女心があるに違いない。などと思いながら観察していたが、まだ恋は成就するようでもなく、らちが明かないので、いいかげんでやめにした。
 以上は、この連休中の出来事。宮城県猟友会に話を聞くと、キジの放鳥を何年もずっと続けてきたそうだ。この3月は栃木県の養殖業者から仕入れ、70羽を県内の2カ所で放した。
 狩猟も目的ではあるが、自然増殖を願ってのことだという。わが家の近辺でもキジがデートを重ねているところを見ると、願い通りにいっているみたいだ。