最近、タレントの出川哲朗さんが電動バイクで旅をする民放番組をよく見る。約20キロを走ると電池残量はゼロに。「やばいよ、やばいよ」とひとりごちながら、充電を頼むため店や民家に駆け込む。そこから始まる市井の人との一期一会の親交が楽しい▼電動バイクはまだ珍しいとしても、スマートフォンなどの携帯端末、パソコン、電動アシスト付き自転車と、日々の生活で充電の機会はめっぽう増えた。家や職場に着いたらまず充電。そんな習慣が自然と身に付いた▼東日本大震災の発生直後、携帯端末を使う上で充電は重要なライフラインだった。家族や友人と連絡を取りたいのに、停電で充電できず、減る一方の電池残量が恨めしかった人もいたはずだ。通信大手が避難所などに設置した臨時の電源には、充電待ちの列ができた▼平時であっても電池が残りわずかになると、何だか気がせいてしまう。街中に「充電可」の店が増えたので急場はしのげそうだが、バッグに携帯バッテリーを入れている人も多いのでは▼携帯端末が1人1台の時代を迎え、急増した電話番号の登録先は紙のアドレス帳から端末の電話帳機能に取って代わった。ただし、その電話帳は端末の電源が入る時しか開けない。不測の事態に備え、大事な連絡先は手控えを。(2017.10.2)