車を運転中のスマートフォンや携帯電話の操作は事故のもと。警察庁によると、ながら運転が原因で昨年1年間に1999件の交通事故が起きた。着信音が鳴っても触れないのが鉄則だ▼ただし携帯端末に届くのは電話、一般のメールだけではない。先日、仙台発山形行き高速バスに乗って東北自動車道を移動中、宮城県村田町付近で緊急速報メールの通知音が一斉に響き、身構えた▼画面には<村田町です。宮城県沖を震源に震度6弱の地震が発生しました>。読み返して初めて<訓練>の文字に気付いた。乗客はひと安心だが、ハンドルを握っている運転手は事情が分からない。乗客から訓練と知らされ、ようやく緊張を解いた▼端末によって多少違いがあるが、通知音は「ブィブィブィ、地震です」「ピロリロリン、津波です」「ピロリロリン、ピロリロリン」の3種類。三つ目は国民保護情報を含む災害・避難情報を示す。一人で運転していて通知音が鳴ったら、どんな内容か気になるはず▼でも走行中に画面を見るのは危険を伴う。だからと言って、すぐに停車できない場合もある。差し当たりカーラジオの情報を待つことになりそう。文面を自動音声で読み上げる機能が端末にあれば、身を守る行動に加え、事故防止にもつながるのだが…。(2017.12.3)