新年のおとそ気分は、さすがに消えた。しかし気仙沼では今の時期、過ぎ去った前年を振り返る「あなたが選ぶ気仙沼市の五大ニュース」(市教委、市立公民館主催)の発表を心待ちにする市民が多い▼公民館関係者ら審査委員が20~30項目程度の候補を選定。中学生以上の市民、市への通勤通学者が有権者で、5項目を選び投票する。票の多かったものが五大ニュースとなり、5項目全てを的中させた人に記念品が贈られる▼地域への関心を高めてもらうことで、豊かなまちづくりにつなげようと、戦後間もない「1947年」が第1回。以来、チリ地震津波(60年)、気仙沼線全線開通(77年)、東日本大震災(2011年)など古里の喜び、悲しみを見詰め、記録して今回70周年を迎えた▼「最近は中高生が投票の7割を占めているのがうれしい」と気仙沼中央公民館の小松三喜夫館長。地元に大学がなく、若い世代は進学などで一度は故郷を離れることが多い土地柄だけに「古里に気持ちを寄せてもらえれば、将来の帰郷、定着にもつながる」と期待する▼「2017年」の投票は今月5~21日に行われ、街では「気仙沼大島大橋の設置がトップでは」「いや、サンマの不漁こそニュース」などと予想に花が咲く。結果は、あす29日発表される。(2018.1.28)