年々、ヘルメットをかぶってゲレンデを滑る人が増えているという。元々スノーボーダーは着用率が高かったけれども、スキーヤーにも浸透。安全性に加え、多彩なデザインが魅力だ▼ファッショナブルに滑るのも楽しいが、最近、警戒しなければならないのはスキー場周辺での火山活動。草津白根山の本白根山(群馬県草津町)の噴火では、草津国際スキー場で噴石による死傷者が出た。宮城、山形両県にまたがり、中腹に複数のスキー場がある蔵王山(蔵王連峰)は、噴火警戒レベル1から2に引き上げられた▼そもそも活火山は斜面が緩やかなほか、広さも十分でゲレンデ向き。東北各地にそびえ立つ18の活火山の周囲にも人気のスポットが数多い▼噴石の飛ぶ範囲は最大4キロという。噴石が降った草津国際スキー場のゲレンデは火口から1キロ以内と近かった。東北では一部スキー場のゲレンデが火口から4キロ圏内に入る。小さくても当たると致命傷になるため、身を隠せなかったら頭だけでも守りたい▼人気上昇中のヘルメットは頭部を保護し、ゴーグルは粉じんから目を守る。ネックウオーマーで口を覆えばマスクの代わりに。噴火の合間に滑り降りることで、火口からも速やかに離れられる。噴火対策としてのスキーに感じ入った次第です。(2018.2.4)