仙台市と大崎市を行き来していると、大崎はミニバンが多く走っていると感じる。大崎のほうが喫煙率も高い印象がする。理由を探ろうと手に取ったのが『ヤンキー経済』(幻冬舎新書)▼本では、かつて不良の代名詞だった「ヤンキー」の変化形の「マイルドヤンキー」という人種を定義。「地元で強固な人間関係と生活基盤を構築し、地元を出たがらない若者たち」のことで、特色は(1)高い喫煙率(2)酒は焼酎が好き(3)車はミニバン(4)パチンコによく行く(5)好きなアーティストはEXILE-など。大崎の印象とかなりダブる▼昔のヤンキー気質をいくらか持ちつつ、「仲間と家族が大切」「マイホーム志向が強い」というのが、マイルドヤンキーらしい。こうした新保守層ともいえる集団が、地域消費のけん引役になるというのだ▼仲間との時間を大事にすることから「格安レンタルルーム」「格安代行運転サービス」などのニーズが高い。「友だち紹介割引」などの導入が集客や売り上げの向上につながるという▼地域経済の衰退が叫ばれて久しいが、こんな商売のアプローチがあってもいいのかもしれない。企業や地域おこしグループのリーダーには「昔、やんちゃしてました」という人も意外に多い。「やんちゃ」は経済でも力になるのかも。(2018.5.1)