2季目となる男子プロバスケットボール・Bリーグが29日(B2は30日)開幕する。東北勢は昨季B1の秋田、仙台がそろって降格。今季はくしくもB2東地区が6県の6チームによる争いとなった。 競争と連携でレベルアップを図りながら、来季は東北からB1に参戦するチームが出てくることを期待したい。
 B2はB1同様、レギュラーシーズンで各チームが60試合戦う。同地区内では6試合ずつの対戦が組まれるため、各チームとも半分の30試合が東北勢との直接対決となる。
 前哨戦となる今月上旬のアーリーカップでは、秋田が昨季B1の貫禄を見せて優勝したが、けが人なども予想される長いシーズンを戦い抜くには、途中での補強なども含め、フロントと現場が一体となっていけるかが問われる。もちろん、ブースター(ファン)の後押しも欠かせない。
 地区優勝、もしくは各地区2位の中での最高成績であれば、B1昇格を懸けたプレーオフに進出できる。ここで2位以内なら自動昇格、3位ならB1の16位との入れ替え戦となる。昨季、B2東地区では群馬が優勝したものの、プレーオフで敗れ、昇格できなかった。中地区、西地区のレベルは高い。
 昇格条件は成績だけではない。経営面での努力も必要となる。今季、青森、岩手はB1ライセンスを取得しておらず、来季も取得できなければ、昇格できない。
 来季に向けては、主催試合で「平均観客数1500人以上」という新たな昇格条件も加わるという。昨季の実績を見ると、福島、岩手がこの条件をクリアしておらず、岩手は1000人に満たなかった。山形も辛うじて1500人台。B2全体の平均は1200人弱だった。
 リーグ初年度の「ご祝儀」や目新しさがなくなる中、決して低いハードルではない。東北のチームが競い合いながらも、集客面では連携し、さまざまな企画を仕掛けていくことも必要になるだろう。
 集客などの盛り上がりは、2季目のBリーグ全体にとって大きなテーマだ。一方で、2020年東京五輪での開催国出場枠獲得もミッションとなる。男子日本代表は、1976年のモントリオールを最後に五輪出場を果たしておらず、世界ランクは48位と低迷。分裂状態だった国内リーグの統合も、背景には開催国枠確保への危機感があった。
 ただ、国際バスケットボール連盟(FIBA)のバウマン事務総長は今月、「決断を下す時まで日本やBリーグが進歩し続けることを期待する」と話し、一層の競技力向上が必要との認識を示した。
 19年ワールドカップの出場権獲得なども試金石となるとみられ、11月にはアジア1次予選が待ち構える。
 日本バスケットボール界の真価が問われる、重要なシーズンになるはずだ。