マンガ誌「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で連載中のマンガが原作のドラマ「賭(か)ケグルイ」(MBS・TBSほか)が14日深夜から順次、放送される。テレビアニメ化もされた人気作で、女優の浜辺美波さんが、美しいがどこか不気味な主人公・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)役で主演を務める。原作では、キャラクターが顔をゆがませたり、恍惚(こうこつ)の表情を見せる“顔芸”も話題になっているが、清純派と呼ばれる浜辺さんがどこまで顔芸を見せるのかも注目を集めている。浜辺さん、夢子と最初に対決する早乙女芽亜里役の女優の森川葵さん、夢子のクラスメートで小心者の鈴井涼太役の高杉真宙さんに撮影や顔芸について聞いた。

 ◇思っていた以上に賭ケ狂えました!

 「賭ケグルイ」は、同誌で2014年3月から連載中の河本ほむらさん原作、尚村透さん画のマンガ。勉強や運動ではなく駆け引き、読心術、勝負強さなどギャンブルの強さがすべてを決める私立百花王学園を舞台に、謎多き転校生・蛇喰夢子の登場によって、学園の階級制度に異変が起こる……というストーリー。テレビアニメ第1期が17年7~9月に放送され、第2期の制作も決まっている。

 夢子は、上品さがあるものの、ギャンブルになると狂気を見せることもある特殊なキャラクターだ。浜辺さんは、出演が決まり「原作を読んだことがあったので、自分がこの役をやらせていただけることにびっくりしました。今までにやったことがない役。作品が大好きだったので(夢子のような役を)やっとできる!と思いました。楽しんで撮影できると感じました」と驚きつつ胸を躍らせたという。

 原作やアニメでは、ギャンブル中にキャラクターが独特の表情を見せる顔芸も話題になっている。浜辺さんも「顔芸が見どころの一つ」と考えているといい、「モニターを見ないようにしていました。見ると、落ち込んだり、控えめになるようになるので……。ギャンブルのシーンは、思っていた以上に”賭ケ狂え”ました」と体当たりで演じた。さらに、森川さんが「落ちるくらい目を開きました」、高杉さんが「どれだけ顔を崩せるのかと挑戦してみたかった」と話すように、出演者は全力で顔芸に挑戦したという。

 浜辺さんが演じる夢子、森川さんが演じる芽亜里がギャンブルで対決する中で、顔芸を連発するシーンもあり、浜辺さん「まだかな!と撮影を楽しみにしていました。演じていて楽しかったです。森川さんの表情を見入っていました」と振り返る。

 一方で、高杉さんが演じる鈴井涼太は、夢子に振り回されながら、夢子を心配したり、焦ったりと、表情がコロコロ変わる。ギャンブルのルールを説明する重要な役割も担う。高杉さんは「全力で叫びながらギャンブルを説明する。キョどる(挙動不審の)キャラクターもあまりやったことがない。どうしようか?と探りながら、思ったことを全力でやりました」と話す。

 ◇マンガ、アニメで表現できない人間らしさも

 マンガやアニメの実写化は、キャラクターの造形、ストーリー、設定などどこまで原作に近づけるかが注目されることもある。「咲-Saki-」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などのマンガ、アニメの実写版に出演したこともある浜辺さんは「どれくらい原作に寄せるかが重要」と考えている。「賭ケグルイ」については「ぎりぎりコスプレにならない作品ということでした。衣装を着ると、引き締まるところもありますね。普段とは全然違う髪形ですし、メークをしていて、やるぞ!という気持ちになります」と話す。

 高杉さんは「マンガやアニメの原作がある場合、資料がある分、どうやって引っ張られないかも考えています。近づけたい気持ちもありますが、その中で自分がどうやって表現するのか?を意識しています」と語る。森川さんも「あえて実写にする意味はなんだろう? マンガ、アニメでも表現できない人間らしい部分もプラスして、原作からも外れないようにする」と語るように、実写ならではの魅力を伝えていきたいという。

 ドラマの見どころを「どのギャンブルも面白く、どんでん返しもあったりして目が離せません。個性的なキャラクターもたくさん出てきます」と話す浜辺さん。さらに、森川さんは「芽亜里以外の女の子もそれぞれのテンションでいろいろな顔芸を見せます!」と話すように、ほかの出演者の顔芸も見どころになるようだ。出演者の熱演に期待が集まる。

 ドラマは、MBSで14日から毎週日曜深夜0時50分(初回は深夜1時15分)、TBSで16日から毎週火曜深夜1時28分(初回は深夜1時43分)に放送。

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