東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で19日、約7万本あった松の木の中で唯一津波に耐え残った「奇跡の一本松」を保存処理した際に出た木くずを原料にして、衣服を作るプロジェクトが始まった。震災の記憶を広く伝えるのが狙いで、難病患者支援のためのコンサートでお披露目される。
 震災の津波で流された陸前高田市の松で「コカリナ」と呼ばれる縦笛を作った東京都のNPO法人「日本コカリナ協会」が企画。この日、同市の倉庫から約660キロの木くずがトラックの荷台に積み込まれ、山梨県富士川町の工場に向けて出発した。