東日本大震災で被災し、地盤沈下した宮城県岩沼市玉浦地区に市が整備を進めてきた矢野目、二野倉の両排水ポンプ場が完成し、15日、稼働が始まった。市街地の雨水を排出する新設のポンプ場稼働は県内で初めて。
 矢野目排水ポンプ場前であった開所式で、菊地啓夫市長は「玉浦地区は震災の影響で20センチほど地盤沈下した。大雨被害が心配されてきたが、ポンプ場稼働で大幅改善される。今後は市全体の防災対策に取り組む」と強調。関係者がテープカットし、稼働ボタンを押して完成を祝った。
 両排水ポンプ場はいずれも鉄筋で地上3階、地下1階。矢野目は1秒間に15.95立方メートル、二野倉は同10.87立方メートルの排水能力があり、流れてきた雨水を貞山運河に強制排出する。整備事業費は計114億8132万円。