東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町中心部の末広通りで12日、7年ぶりに夏祭り「よ市」が開かれた。あいにくの雨の中、復活した名物行事を楽しもうと大勢の町民が足を運んだ。
 大槌末広町商店会の主催。商店が立ち並び始めた通りを約150メートルにわたり歩行者天国にし、露店約25店が並んだ。被災地支援で応援職員を派遣している自治体の特産品販売、観光PRをするブースもあった。
 よ市はかつて2日間開催され、約2万人を集めたこともある。往時には及ばないが、町民らは祭りの雰囲気を存分に楽しみ、ステージで繰り広げられるバンド演奏や歌謡ショーで盛り上がった。
 町中心部の自宅が津波で全壊した介護士の岩間由華さん(29)は「大槌は祭り好きの人が多い町。よ市の復活で、みんなが元気になるといい」と話した。