タンポポの花が咲いている季節です。花が終わると実の上に白い毛が生じ、乾燥して放射状に開くと、その毛が風に乗り飛び散ります。実の中に種子があり、この白い毛が種子を散布する役をするのです。それを「種さげて」「白い気球が通る」と例えています。メルヘンの趣があり、「泥あそびする」子どもにぴったりの表現です。「白い気球」の中には小さい人がいて、人間の子どもの遊びを眺めながら、風に運ばれてゆくことを想像しました。(梅内美華子)