3点シューターの佐藤が不調からはい上がろうとしている。今季は1試合平均15分出場し、4.9得点。3点シュートはチーム最多の計156本を放ちながら成功は39本と少ない。成功率25%はシューターとは思えない数字だ。「プレー時間が少なく、波に乗り切れていない。もう1レベル上げないと」と自らに言い聞かせる。
 個人の技術を上げなければならないのはもちろんだが、今季はチームとしての攻撃がちぐはぐなことも響いていた。ドリブルからの強引な個人技が多く、佐藤らシューターにパスが回らない。しびれを切らしボールを持つ選手に近寄っても、敵味方が密集した状況で打つシュートはなかなか入らなかった。
 2月、チームはパス回しを軸とする攻撃を練習で繰り返し、佐藤にも好影響が出つつある。22日の北海道戦では6本中3本のシュートを沈め「シュート本数は少ないが、調子は悪くはない」と手応えを語る。
 同じ3点シューターの谷里が加入した。身長188センチの谷里に対し、佐藤は170センチと小柄。谷里の獲得は育成が前提だが、うかうかしてはいられない。川崎戦に向け「自分のポジションは渡さないという気持ちを持ち、限られたチャンスでシュートを決める。(谷里に)プロとして格の違いを見せたい」と意気込んでいる。
(佐藤夏樹)