70-72の第4クオーター残り1分40秒、仙台のホワイトがゴール正面の3点シュートライン手前でボールを持つ。ドリブルでピットマンを揺さぶると、相手がわずかに後ろに下がった瞬間を見逃さず、3点シュート。ボールは放物線を描きリングに吸い込まれた。
 「自信を持って打てた」とホワイト。残留プレーオフ回避を争う富山相手に貴重な1勝を挙げ、「勝たなければいけない試合に勝ててうれしい」と笑みを浮かべた。
 チームは序盤、相手のゾーンディフェンスに手こずった。それでも、守備でプレッシャーを掛けながら我慢を続けた。そのプレッシャーが第4クオーター、「ジャブのように効いた」(石川)。石川が前線から宇都に厳しく体を寄せスチール。さらにオフェンスファウルも誘い、富山のリズムを完全に乱した。
 終盤、勢いを失った富山が守備をマンツーマンに切り替えたのも仙台に幸いした。石川は「勝手に崩れてくれた。ホワイトには相手より俊敏な脚があるので(マンツーマンの方が)良かった」と振り返った。
 仙台はなんとか踏みとどまったが、リーグ14位横浜と15位秋田も勝った。残留プレーオフ圏脱出へ、昨年10月22、23日の秋田戦以来となる同一カード2連勝が欠かせない。(佐藤夏樹)