本来は仙台が得意とするはずのロースコアの試合でも栃木に及ばなかった。失点を71にとどめたまでは上出来。だが、得点は今季チーム最少の49に終わった。
 前日同様、栃木の守備の激しさに負けた。パスの受け手にも出し手にも密着され孤立。強引なシュートを外し、パスやドリブルのミスから速攻を浴びた。
 流れをつかむチャンスがあったとすれば第4クオーターの入り。控え主体の栃木に対し、柳川が約30秒間にドライブと3点シュートで連続5得点し10点差に詰めた。直後に先発メンバーをコートに戻されると、連続7失点し引き離された。
 石川をけがで欠いただけでなく、志村が試合途中、遠藤と接触し口の中を切りベンチへ。代役の司令塔として奮闘した柳川は「(第4クオーターは)流れをつくれた面もあったが結局、1桁点差にもできていない。栃木には余裕があった」と振り返った。
 リーグ15位の秋田が勝つなど、仙台は残留プレーオフを回避する争いで後退。「全員が信頼し合って戦わなければ」と柳川。栃木相手にゴール下のスペースを消す守備が効果を発揮するなど明るい材料もある。今回の完敗を引きずることだけは避けなければならない。(佐藤夏樹)