「オフェンス(攻撃)リバウンドを取られ続けたのが全ての敗因です」。試合後会見で間橋監督はかれ切った声を振り絞った。ライバル秋田にホームで2連敗。残留プレーオフ回避は絶望的な状況となった。
 ゴール下の動きが試合の流れを左右した。第2クオーター中盤、連続三つの攻撃リバウンドを奪われて、攻めの端緒すらつかめない時間帯が続く。「守りの時間が長くなると、どうしても精神的に追い詰められてしまう」と志村。ターンオーバーも重ねてしまい、秋田に一気に突き放された。
 ホワイト、石川の主力2人を欠き、仙台にとっては「飛車」「角」が抜かれた布陣での戦いが続く。それでも間橋監督は「これが今の実力だが、ここからステップアップできるようにしなければ」と前を向く。
 光明を見いだすならマンガーノと熊谷の活躍だろう。前日5得点と封じられたマンガーノは持ち味のスピードを生かして22得点。熊谷も3点シュートを全て決めて気を吐いた。
 秋田がbjリーグに参戦した2010年から続く東北ダービー。この日も2000人を超えるブースターが、初夏を思わせる陽気にも負けない熱気を放った。
 志村は言う。「今は最悪の状態。でも、ここから何とかはい上がらなければ」。ダービーの灯を消さないためにも、仙台の意地が見たい。(安住健郎)