試合終了のブザーが鳴ると、仙台の選手たちはうつむき、唇をかみ、天を仰いだ。仙台がB1から1年で姿を消した。
 試合後、ブースターに思いをはせた主将志村は泣き崩れ、「応援に応えられず、本当に悔しかった。(シーズン中)外に出たくないと思うくらい、何度も何度もきつかった」と話した。
 今季最後の試合も、実力そのままの結果だった。外のシュートを外し、速攻を浴びる。相手と身長差がある上、気負いもあったのか、リバウンドはことごとく奪われる。富山も攻守にミスが目立ったが、乗じる力がなかった。
 前日に負傷した額を10針縫いながら強行出場した志村。残留への執念を見せたが、レギュラーシーズン60戦14勝のチームに奇跡を起こせなかった。「(残留プレーオフの)2日間で何かが変わることはなかった。球団も選手もスタッフもB1にふさわしくなかったということ」と振り返った。
 34歳のベテランは、仙台での9季目を無念のうちに終えた。B2に舞台を移す来季は「チームが何を目指すのかしっかり定まらないと、これからも厳しいシーズンが続くと思う」。現役を続けるかどうかは「B1にいたらすぐに仙台で契約したかった。ゆっくり考えたい」と明言を避けた。(佐藤夏樹)