バスケットボール男子、B2仙台が、将来有望な人材を発掘しようと、中学生以下を育成する89ERSアカデミー内の選抜クラスの活動に力を入れている。8月に米プロバスケットボールNBAのマーベリックス主催のバスケットボールキャンプに選手を派遣し、経験を積ませた。来年4月のU-15(15歳以下)チーム設立を予定し、Bリーグ主催の大会出場を目指す。
 選抜クラスは男子中学生が対象で17人が所属。シュートやドリブルの技を磨いている。8月7~9日、米ダラス市であったキャンプには、このうち6人が参加。現地の12~18歳の男女約50人とともに両手に重りのついた手袋をはめたり、ボールに滑りやすいカバーをかぶせたりしてドリブルするなど、本場の練習メニューを初体験した。
 対戦形式の練習では外国人との体格やスピードの差を体感した。高橋龍太選手(14)=白石市白石中2年=は「初めての練習や、外国人選手の身体能力の高さに驚いた」と振り返った。三浦敦泰選手(13)=多賀城市東豊中1年=の夢はNBAプレーヤー。「同年代でもオーラが違った。貴重な経験ができた」と目を輝かせた。
 Bリーグは各球団に来季までにU-15チームの保有を求めており、今季はU-15チャンピオンシップを創設。現在はチームとしての活動はない仙台も選抜クラスを元にチームをつくり、大会で上位を狙う。
 仙台は大企業の支援が乏しく、B1の旧企業チームなどに比べて資金力で劣る。中高生の育成は、トップチームの戦力確保の突破口にもなり得る。選抜クラスの講師を務める加藤真アカデミーディレクター(35)は「いずれは仙台や日本代表に選手を輩出したい。今のうちから米国でもまれたり、リーグの大会で実績を積むことは重要だ」と語る。