今季最多の95得点で広島を圧倒した。50%というフィールドゴールの成功率に攻めの精度がアップしたことが表れている。勝ち星が伸び悩むチームが自信を取り戻しつつある。
 連敗した秋田戦に比べ、攻めの連係が格段に改善された。強引に一人で攻めるしかなかった司令塔の石川が周りの選手をうまく使い、速いパス回しでテンポを上げては広島の守りをかく乱した。
 「ずれをつくることで、シュートのスペースを確保できた」と石川。溝口がフリーになる場面が続き、3点シュートを立て続けに決める。相手の守りの注意が外に向けば、自然とゴール下は甘くなる。空いたスペースには柳川が走り込んで得点を重ねた。
 広島は大黒柱のチャップマンが福岡戦(10月25日)の不適切な行為に加え、チームの和を乱したとして欠場。1試合平均10.6リバウンドというゴール下の要が不在だったとはいえ、この大量得点は評価できるだろう。
 だが、真価が問われるのは今季2度目の連勝が懸かる第2戦。石川は「圧倒的な力で勝たなければいけない」と気合を入れ直した。(伊藤卓哉)