負けが込み、募らせた焦燥感をやっと解消させるような仙台の今季最多得点での2連勝だった。
 大黒柱チャップマンの欠場で広島のベンチ入り外国人は2人。第2クオーター残り8分、三つ目のファウルを犯したホワイトを下げ、代わりに日本人を出さざるを得ない状況に追い込んだ時点で勝負あったと言えるだろう。
 2分後にはチョルがオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスを狙ったことで、今度はドリスドムの三つ目のファウルを誘う。「狙いを遂行できた」というチョルは、ドリスドムの動きが消極的になった隙を突いて9得点した。
 3桁得点の大勝とはいえ、内容が完璧だったとは言えない。試合の入りが悪く、第1クオーターは立ち上がりに連続6失点。ゴール下に簡単に走り込まれて得点を許す場面もあった。その上、第2クオーター以外、許した得点は20点台。連勝は相手のエース不在という好条件に助けられた感もある。
 次戦の山形は、9月のアーリーカップ準決勝で終盤に逆転を喫して敗れた相手。藤田は「必ず借りは返す。仙台とはもう試合をしたくないと言われるくらいの大差で勝ちたい」と意気込んだ。(伊藤卓哉)