不調にあえぐ仙台が攻撃重視の戦術に大きくかじを切る。失点を60点台に抑えるという目標を封印。攻撃力を前面に押し出して不振打開を図る。
 下位の山形に2連敗を喫したショックは大きかった。14日は練習を取りやめ約1時間半にわたってミーティングし、チーム内にくすぶっていた戦術への悩みや不満をぶつけあった。
 後藤監督が示した方針は「100点を取りに行く」。堅守を掲げてきたチームが大転換を図る。「現時点で戦略を変えることは決して良いことではない。ただ、このままでは前進はない」(後藤監督)。悩んだ末の決断だった。
 攻撃は速さにこだわる。山形との2戦目、第3クオーターに速攻から8得点したのが、今回の戦術に切り替えるヒントにもなった。柳川は「シュートにたどり着くまでが遅い場面が多かった。攻撃のテンポを上げて攻撃回数を増やすことが大切だ」と言う。
 得点を増やすにはリバウンドも鍵を握る。「特にオフェンスリバウンドは相手に取られてはいけない」と柳川。奪ったボールを確実に決める力も必要となる。(伊藤卓哉)