下位相手に71得点の勝利。物足りない結果ではあるが、後藤監督が掲げる速いバスケが形となった後半は44点を挙げた。攻撃力は着実に上がっている。
 岩手のゾーン守備に手こずった前半はわずか27点。速い展開をつくり出せず、インサイドで勝負する意欲も欠けて、消極的な外からのシュートを続けるばかり。最後の4分余りは無得点。溝口は「攻めの共通認識が足りなかったのが原因」と反省する。
 「守備リバウンドを取ったらとにかく走ろう」。後藤監督の指示を受けた後半は攻めが一変した。素早いパス回しから攻撃のテンポを上げ、相手の陣形が整わないうちにシュートを放つ。狙い通りの攻めを重ねた。
 攻守の切り替えが速くなり、「攻撃にリズムが出てきた」と溝口は手応えを口にした。ロングパスを絡めた攻めなど、バリエーションが増えてきたことも収穫だ。
 負け越しているチームにとっては白星こそが妙薬のはず。泉は「もっとエネルギーを出して得点を取りにいく。連勝してまずは勝率を5割に近づけたい」と言葉に力を込めた。(伊藤卓哉)