高岡監督の新体制は、厳しい船出となった。守備重視を掲げての91失点は、チームが目指す1試合平均68失点と懸け離れている。敗戦後、「勝利を期待してくれたブースターにこんな試合を見せてしまった。プロとして申し訳ない」と声を振り絞った。
 守備は崩壊していた。第2クオーター残り2分30秒、山形のポイントガード・山本がゴール下に切り込むかのように見せかけ、右サイドにいた小島にパス。そのままやすやすと3点シュートを決められた。マークに付くのが遅く、守備のわずかなずれからパスが通り、外からフリーでシュートを打たれる場面が多過ぎた。
 立ち上がりの悪さも、相変わらずだ。第1クオーター、序盤から連続7得点されて山形にペースを握られてしまった。仙台は前半だけで許したターンオーバーは10。志村は「このミスが尾を引いて、いい攻撃につなげられなかった」と悔やむ。
 「監督の意図を遂行できていない。そこがB1とB2のチームの違いだ」と石川。監督の狙いが表現できないのは今に始まったことではない。全選手の本気度が問われている。(伊藤卓哉)