勝ち星に手が届きそうで、つかめないもどかしさがある。わずか1点差。志村は「勝負どころで集中力を発揮できるかどうかの違いだ」。渋い表情で、勝敗を分けた原因を分析した。
 決定力不足は致命的だ。仙台は簡単なレイアップシュートが入らない上、ゴール下で何度も放ったボールをリングにねじ込むこともできない。一方で、山形はインサイドで着実に得点を重ねた。第4クオーターで競った場面でも、決め切れるかどうかの差があだとなり「今季クロスゲームを落としてきた要因はここにある」と志村は振り返る。
 ただ、守備は安定感を増している。山形に決められた3点シュートは、前節の福島戦2試合目と同じ1本のみ。失点も60点台に抑えた。それだけに志村は「こういう(もったいない)負け試合をすると若手選手は不安を残したままになる。いい試合展開をつくってチームを勝たせるのが自分の役目だ」と悔しさをにじませる。
 山形には今季5戦とも勝ちがない。「何としても全敗だけは避けなければいけない」と主将の柳川。18日にある最後の「仙山対決」を白星で飾りたい。(伊藤卓哉)