仙台が終盤で勝負強さを発揮した。66-66の第4クオーター残り4秒からチョルがドライブで切り込み、ジャンプシュートを決めた。その瞬間、スタンドが大歓声で沸いた。
 当初はウィリアムスにボールを出すはずだったが、山形の厳しいマークで断念。志村はすかさずチョルに回した。チョルは一直線にゴールへ。「実は入ったところを見ていなかった。守備に戻ろうとした時にスタンドが盛り上がっていて、勝ったことに気付いた」と照れ笑いする。
 決定力不足を克服した。7点差を追い掛ける第4クオーター、石川が右サイドから放った3点シュートはゴールに吸い込まれ、直後にもう一本決めた。「シュートタッチは良くなかったが、自分で点を取りにいきたかった」と石川。高岡監督は「強い気持ちが勝ちにつながった」と褒めた。
 負けた山形のクック監督が「面白いバスケはできた」と振り返るほどの激しい競り合いを制した。最後に勝ちを手繰り寄せることができたのは、ゴールへの執着心が山形を上回ったからだろう。(伊藤卓哉)