試合前までオープン戦打率1割台と打撃不振にあえぐ東北楽天打線の中で、島内が3安打(1本塁打)1打点の活躍。四球も含めて4打席全てで出塁し、チームをけん引した。
 二回無死一塁から左前打で好機を広げて先制の足がかりを築くと、3-0の六回には1死から小川の高めに浮いた変化球を捉えて右翼席への1号ソロ。八回には遊撃へのゴロ性の打球を俊足を生かして内野安打とし、オープン戦チーム初の猛打賞をマークした。
 「これまでも去年の今頃よりいい打球が飛んでいたが、野手の正面だったり上がらなかったりした。今日は、たまたま上がったので良かった」。控えめに喜びつつも「体の感覚はいい」と手応えを感じている。
 要因はオフの自主トレにあるという。昨年はウエートトレーニングを重点的に行い体重を10キロ増やしたが、急激な筋肉量増加に体が慣れるまで時間を要した。「今年は5キロ増で上がり幅が小さいから、バランスがいい」と分析する。
 「塁に出ようとつなぐ意識を持っている」と、ここまでのオープン戦11試合で4割超の出塁率を誇る。1番打者の最有力と目される茂木が腰痛などで万全でないだけに、俊足で長打力もある島内が1番を打つ可能性もある。梨田監督は「茂木か島内のどちらかを1番で使いたい」と構想を明かした。(浦響子)