開幕から3カード連続の勝ち越しは球団史上初。開幕から4連勝は初めてクライマックスシリーズ(CS)に進出した2009年以来となる。いいスタートを切ったことに自信を持っていい。しばらくは打線が引っ張り、投手陣をもり立てる戦いを続けたい。
 今まで松井稼や藤田がけん引するチームだったが、2年目の茂木を中心とする形に変わりつつある。打線のチャンスメーカーとして適任なので、不動の1番として全143試合出場を目指してほしい。2番のペゲーロもいい。強打の外国人を2番に置くのは珍しい形だが、オリックスとの開幕3連戦での価値ある2本塁打で実証済みのように、高い集中力を発揮した時はとても怖い。

 心配なのは、打率1割台半ば(12日現在)と不振が続く3、4番のウィーラーとアマダー。12日の西武戦で今季1号が出たとはいえ、アマダーは高めを振って追い込まれ、低めで仕留められる凡退が続いているのが気になる。高めは振らないような割り切りがないと、復調の兆しをつかめない。2人の調子が上がってこなければ、ペゲーロを中軸に持ってくるなどの手を打たざるを得ないだろう。選手層は例年に比べて厚みがある分、とにかく好調な選手から起用したい。
 守備面でも、外国人3人の超攻撃型にすることで、誰をどこに配するかは悩ましい。ペゲーロの右翼守備はかなり危うい。フェンス際の打球を諦めて追わないこともあるほど拙い。できればペゲーロは指名打者にしたい。

 安楽の離脱があった投手陣は先発、救援ともに先行きが見えてこない。先発陣で頼れる感じがするのは岸、則本、美馬あたり。14日の日本ハム戦に先発する釜田は前回登板が散々だったが、状態を上げてくれないと先発の頭数が足りなくなる。救援も確かなのは抑えの松井裕だけだ。中盤以降の継投で1点リードを守り切れる雰囲気はまだない。
 期待したいのは、6日のソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げた新人の高梨だ。変則左腕だし、左打者を絶対的に抑えられるワンポイント投手になってくれると面白い。森福(巨人)とか、宮西(日本ハム)のような存在になってほしい。
 昨季は開幕前の順位予想で5位と予想した通りの結果になってしまった。今季も5位予想としたが、上方修正しなくてはいけなくなる戦いを見せてほしい。(元東北楽天選手)