全パの先発を務めた東北楽天の則本は2回を投げ、一人の走者も許さなかった。「(対戦する)普段は脅威のロッテファンの応援を受けられて、どれだけ力になるか改めて感じた」。チーム投手陣の中で最多となる3度目の出場とあって、余裕の表情を浮かべた。
 「全球種を投げる」という予告通り、一回先頭の糸井(阪神)への初球はカーブ。スライダー、フォークボール、直球も交え、糸井を一直、続く丸(広島)を二ゴロに打ち取った。さらに元同僚のマギー(巨人)を3球三振に仕留めると、筒香(DeNA)、阿部(巨人)と回をまたいで3者連続三振。
 8試合連続2桁奪三振のプロ野球新記録を樹立した貫禄を見せつけ、「球宴の場では三振を取りにいく配球になる。そこで取れる三振はシーズンとは別の喜びがある」と胸を張る。
 二回、ゲレーロ(中日)への2球目は自己最速の158キロを計測。高めに外れて田村(ロッテ、青森・光星学院高出)のミットに収まらず「ボールだったので複雑」と話したが、強打者との勝負を楽しんだ。
 過去2度の出場では本塁打を浴びて失点した。「無安打で抑えられたことが一番うれしい」。内容、結果ともに満足のいく球宴になったようだ。(浦響子)
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 プロ野球のマイナビオールスターゲーム2017は15日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで第2戦が行われ、全パが全セに3-1で勝ち、2連勝を飾った。通算成績は82勝78敗11分けとなった。四回に同点本塁打を放ったデスパイネ外野手(ソフトバンク)が最優秀選手(MVP)に輝いた。
 全パは1-1の五回、秋山翔吾外野手(西武、八戸大出)の右翼線への適時二塁打で1点を勝ち越すと、七回に鈴木大地内野手(ロッテ)のソロ本塁打でリードを広げた。
 後半戦はセ、パ両リーグともに17日にスタートする。