山形県中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがたで18日行われた秋季東北地区高校野球大会準決勝で、仙台育英は3-1で聖光学院(福島)を破り、2年ぶり15度目の決勝進出を決めた。来春の選抜大会出場をたぐり寄せる勝利に、スタンドは歓喜に包まれた。
 一塁側応援席には選手の父母や野球部員ら約150人が陣取り、スクールカラーの黄色と青のメガホンをたたいて声援を送った。硬式野球部保護者会の佐藤慎一事務局長は「聖光学院は永遠のライバル。きっちり勝ってほしい」と意気込んだ。
 先発長谷川拓帆投手(2年)が二回に1点を失うと、応援席からは「我慢、我慢」と励ましの声が上がった。以降は粘りの投球を続け、仙台育英は打線が奮起した五回に2点を挙げて逆転。八回にも1点を加えた。長谷川投手の父千之さん(48)は「どきどきしながら見ていたが、バックに守ってもらって勝てた」と感激した面持ちだった。
 決勝の相手は盛岡大付(岩手)。保護者会の若山洋会長は「みんなで力を合わせて勝利をつかんだ。決勝でも子どもたちのいい笑顔が見たい」と期待を込めた。