盛岡大付の強力打線は履正社の主戦竹田の緩急をつけた投球に的が絞れず、六回まで全打者が凡退した。わずか2安打に終わり、比嘉主将は「どの球種でもストライクを取ってきて、投手有利に試合を進められてしまった」と悔やむ。
 それでも、中心打者の植田が意地を見せた。0-6の七回、内角低めの直球を左翼席中段に運ぶソロ本塁打。外野手が動けないほど鋭い打球だった。「球に食らい付いて絶対塁に出るつもりだった」と胸を張る。
 1、2回戦で計24安打15得点。昨夏、猛打で2勝して16強入りした先輩たちの勢いを受け継いだが、初の8強の戦いは厳しかった。植田は「投球の見極めが大事」と振り返り、一層の打撃力向上を誓った。