第64回春季東北地区高校野球宮城県大会最終日は30日、石巻市民球場で決勝と3位決定戦があり、決勝は東北が東陵に9-1で勝ち、7大会ぶり24度目の優勝を果たした。3位決定戦は仙台育英が古川工を3-0で下し、9大会連続32度目の東北大会出場を決めた。
 東北は三回に杉沢の2点本塁打などで3点を先取。その後も得点を重ね、快勝した。仙台育英は二回に前田の適時打で先制。八回にも2点を奪って突き放した。
 東北、東陵、仙台育英の3校は6月8~12日に石巻市民球場などで行われる東北大会に出場する。組み合わせ抽選会は1日。

▽決勝
東陵000010000=1
東北00301041×=9

 【評】東北打線が10安打9得点と爆発した。三回2死二塁、庄司の左越え適時二塁打で先制すると、杉沢の右越え2点本塁打で計3得点。中盤以降も着実に加点し、試合を優位に進めた。東陵は五回、4番小野の左前適時打で1点を返したが、後が続かなかった。

<東陵先発の熱海「踏ん張る力足りず」>
 東陵の先発熱海が七回途中7失点と打ち込まれた。「チームを勝たせたかったが、ピンチで踏ん張る力が足りなかった」と悔しがった。
 三、五回は直球が甘くなり失点。七回は低めのスライダーを捉えられた。準決勝までの4試合中3試合に先発し、安定した制球を持ち味に試合をつくったが、強豪の東北にはわずかな隙を突かれた。
 主戦佐藤瑞に続く投手の育成がチームの課題だった。熱海は東北大会に向け「もっと細かい制球力を身に付け、粘り強く投げる」とさらなる成長を誓った。

<選手は経験積めた/東北・我妻敏監督の話>
 三回の杉沢の一発が大きかった。今大会はけが人が相次いで毎試合必死だったが、選手は違うポジションや打順を経験することができた。東北大会は夏につながる大会にしたい。
<熱海の成長が収穫/東陵・千葉亮輔監督の話>
 熱海はよく投げた。実戦を通して投手として独り立ちするめどが立ったのが今大会の一番の収穫だ。東北大会はしっかり守って接戦を制する野球をしたい。優勝を目指す。