第64回春季東北地区高校野球大会第3日は10日、石巻市民球場と宮城県利府町中央公園野球場で準々決勝4試合があり、東日本国際大昌平(福島)、八戸学院光星(青森)、仙台育英(宮城)、東北(宮城)が準決勝に進んだ。
 東日本国際大昌平はいわき光洋(福島)に7-0で八回コールド勝ち。八戸学院光星は4-3で東陵(宮城)に九回サヨナラ勝ちした。仙台育英は終盤打線が爆発して8-1で弘前学院聖愛(青森)を下した。東北は11-3で羽黒(山形)に逆転勝ちした。
 第4日の11日は石巻市民球場で準決勝2試合、12日は同球場で決勝(午前10時)がある。

<きのうの結果>
 ▽準々決勝

東日本国際大昌平 7-0 いわき光洋
八戸学院光星   4-3 東陵
仙台育英     8-1 弘前学院聖愛
東北      11-3 羽黒

<きょうの試合>
 ▽準決勝(石巻市民)

東日本国際大昌平 - 八戸学院光星 10時
仙台育英     - 東北 12時30分

◎東北 着実加点

 ▽準々決勝(利府町中央公園)

東 北(宮城)11002403=11
羽 黒(山形)21000000=3
(八回コールドゲーム)

 【評】東北が逆転でコールド勝ち。2-3で迎えた五回、布施の右翼線適時三塁打で同点とし、葛岡の右前適時打で勝ち越し。六回は4点を加え試合を決めた。先発古川原は15奪三振の好投。羽黒は三回以降攻めあぐねた。

<東北の植木、ダメ押し3ラン>
 右肘のけがで先発を外れていた東北の植木がダメ押しの3点本塁打を放った。「自分以上に仲間が喜んでくれた」と満面の笑みを浮かべた。
 この日は五回から代打出場。八回の3打席目に羽黒主戦田中の内角やや低めの直球を左翼席に運んだ。サインはエンドランだったが「どんな形でも走者をかえしたかった」。思い切りの良さが光った一振りだった。

◎八戸学院光星 サヨナラ

 ▽準々決勝(石巻市民)

東陵(宮城)    000200001 =3
八戸学院光星(青森)300000001x=4

 【評】八戸学院光星がサヨナラ勝ちした。3-3の九回2死一塁から小池が右越え二塁打を放って試合を決めた。東陵は九回、目黒の適時三塁打で追い付く粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。

<東陵、反撃届かず>
 東陵は3点のビハインドを追い付いたが、最後に力尽きてサヨナラ負け。主将の佐々木頼は「接戦は覚悟していたが悔しい」と唇をかみしめた。
 四回は1点差に迫る2点三塁打を放ち、九回も中前打で出塁して2死からの同点劇をお膳立てした。しかし、小さなミスが続いたゲームを振り返り、「バントや走塁をきちっと決めていればもっと点が取れた。基本的なプレーを大切にして夏に臨みたい」と語った。

◎仙台育英 終盤猛攻

 ▽準々決勝(利府町中央公園)

弘前学院聖愛(青森)00001000 =1
仙台育英(宮城)  00010124x=8
(八回コールドゲーム)

 【評】仙台育英の投打がかみ合い圧勝。同点の六回に杉山の適時打で勝ち越し。七、八回にも計6点を加えてコールド勝ちした。主戦長谷川は8回1失点。弘前学院聖愛は投手陣が踏ん張れなかった。

<弘前学院聖愛、投手陣精彩欠く>
 弘前学院聖愛は8失点と投手陣が精彩を欠いてコールド負け。原田監督は「悪い意味で練習通りの結果が出た」と語った。
 守りのミスも痛かった。七回は主戦山口が犠打を処理できず内野安打として傷口を広げ、後続の適時打などで2点を追加された。山口は「最近練習でもミスが出ていた。練習量もまだまだ足りないのに、十分やっている気になっていた」と反省した。
 夏の青森大会まで1カ月余り。主将も務める山口は「一人一人が課題に向き合い、人間的にも成長していきたい」と決意をにじませた。

◎東日本国際大昌平 投打圧倒

 ▽準々決勝(石巻市民)

東日本国際大昌平(福島)30003001=7
いわき光洋(福島)   00000000=0
(八回コールドゲーム)

 【評】東日本国際大昌平が大勝した。一回1死から柳葉が右越えに3点本塁打を放って主導権を握ると、五回にも3点を加えてリードを広げた。志賀は8回3安打の好投。いわき光洋は打線が振るわなかった。

<いわき光洋打線沈黙>
 いわき光洋は3安打に抑えられて準々決勝で姿を消した。春のいわき支部予選決勝では3-2で破った相手だけに、主将の園部は「甘い球を見逃し過ぎた。投手を援護できず申し訳ない」と肩を落とした。
 一回は守りのミスもあって3点を奪われている。「守備練習を強化する。夏に向けて一からやり直します」と決意を語った。