第4日は20日、仙台市民、石巻市民の両球場で2回戦4試合があり、仙台南、柴田、名取北、岩ケ崎が勝って8強が出そろった。8校のうち仙台育英のみが私立校で、公立校7校の準々決勝進出は1999年以来、18年ぶり。
 仙台南は2-0で仙台城南を下した。柴田は7-0で古川工に七回コールド勝ち。名取北は打線が爆発し、10-3で大崎中央を八回コールドで破った。岩ケ崎は6-3で東北学院に逆転勝ちした。
 第5日の21日は両球場で準々決勝4試合が行われる。

 ▽2回戦

仙台南 2-0 仙台城南

柴田 7-0 古川工

名取北 10-3 大崎中央

岩ケ崎 6-3 東北学院

◎仙台南、投手戦制す

 ▽2回戦(仙台市民)

仙台南 000000110=2
仙台城南000000000=0

 【評】仙台南が投手戦を制した。七回2死三塁、桜井の右前打で先制し、八回は敵失に乗じて1点を追加。投げては有馬が6安打完封した。仙台城南は六回2死から連打でつくった先制機を逃したのが響いた。

 ○…1年生有馬が初完封 「気持ち良かったです」。1年生左腕は初々しく笑った。仙台南の有馬が仙台城南打線を完封し、チームを8強に導いた。
 1回戦で13安打と爆発して勢いに乗る相手打線に対して「変化球が浮かないよう意識した」と低めを丁寧に突き、凡打の山を築いた。最大のピンチは六回。2死から連打で一、二塁とされたが、6番永埜も低めの球で左飛に打ち取り、先制点を許さなかった。
 秋からベンチ入りし、公式戦で初完封。「九回を投げ切ったことは自信になる」と手応えを感じるマウンドとなった。


◎8回に大量点 岩ケ崎が逆転

 ▽2回戦(石巻市民)

岩ケ崎
   001000050=6
   100010100=3
東北学院

 【評】岩ケ崎が逆転勝ち。1-3の八回、無死満塁から菅原大の中前打と押し出し四球、千葉健の中前2点打など打者10人で計5点を奪った。東北学院は終盤に投手陣が崩れ、リードを守り切れなかった。

 東北学院・加賀谷投手(八回に崩れ、2点のリードを守れず途中降板)「七回の(味方の)追加点で少し気持ちの緩みが出た。それまで慎重に(厳しい)コースを突いていたのが、ストライク先行を意識して甘く入ってしまった」

◎柴田が11安打コールド勝ち

 ▽2回戦(石巻市民)

古川工0000000=0
柴 田0102301x=7
(七回コールドゲーム)

 【評】柴田が先発全員の11安打で大勝。二回無死三塁から清水川の中前打で先制し、四回は2本の三塁打などで2点、五回も3点を加えて差を広げた。古川工は小松が10奪三振の力投も守備が3失策と乱れた。

 ○…柴崎、制球重視で10奪三振 柴田の主戦左腕柴崎が7回零封で毎回の10奪三振。伸びのある直球で押し、古川工に三塁を踏ませなかった。東北との1回戦で2失点完投したのに続く好投で、8四死球と課題だった制球もこの日は四球一つ。「制球重視で余計な力が抜けた。東北戦も自信になった」と笑顔を見せる。
 昨秋の県大会で主戦を担ったが、左肘痛や左人さし指骨折に悩まされて夏の宮城大会はベンチ外。投げられない間、筋力トレーニングや走り込みで下半身を鍛えた努力が実った。「チームに迷惑を掛けたので、しっかりした投球で取り返したい」との思いがある。利府との準々決勝でも「目標は零封」と力強かった。

◎長打攻勢で名取北圧勝

 ▽2回戦(仙台市民)

大崎中央01100010=3
名取北 40000033x=10
(八回コールドゲーム)

 【評】名取北が長打攻勢でコールド勝ちした。一回に長短3安打で4点を先取。1点差に迫られて迎えた七回は目黒光の右越えランニング2点本塁打などで突き放した。大崎中央は序盤の失点が重かった。

 大崎中央・高野主将(八回コールドで敗退)「失策から失点するなど自分たちの詰めの甘さが出た。好機であと一本が出ず、主戦桜井を援護できなかった。冬場は攻守両面を鍛え直す」