高校野球の強豪、仙台育英高(仙台市宮城野区)の硬式野球部員らが飲酒や喫煙をした問題で、同校は10日、多賀城市の校舎で記者会見を開き、剣道部の元部員らも含め計15人が関与していたことを明らかにした。問題の責任を取り、佐々木順一朗監督(58)が辞任を表明した。
 会見で佐々木監督は「保護者や生徒、OBに不安と心配をおかけし、責任を痛感している」と陳謝した。郷古武部長(49)も辞任する。監督、部長とも12月末まで。後任監督には、系列の秀光中教校で軟式野球部監督を務める須江航氏(34)が来年1月1日付で就く。硬式野球部は1月9日まで活動を自粛し、剣道部も同日まで対外試合を行わない。
 調査結果によると、飲酒や喫煙は今年3月下旬から11月下旬までの8件が判明した。野球部員や剣道部の元部員らが参加し、青葉区の飲食店で午後11時近くまで行われた事例もあった。
 一部の生徒は寮に住んでいたが、「家族と面会する」と虚偽の外出届を提出したり、夜の点呼後に寮を抜け出したりしていた。7月中旬には部員2人が寮内で飲酒した。
 関係した野球部員は2年生も含め全員退部している。真山晴夫副校長は、生徒個人には「既に厳重な処分を言い渡している」と話した。