第90回選抜高校野球大会は23日、甲子園球場で開幕し、出場36校による13日間(準々決勝翌日の休養日を含む)の熱戦が始まる。開会式は午前9時から行われる。
 22日は開会式リハーサルが実施された。雨によるグラウンド状態不良のため、前回優勝校の大阪桐蔭の中川卓也主将をはじめ各校の主将は、人工芝部分を行進。他の選手は一塁側スタンドから様子を見守った。瀬戸内(広島)の新保利於主将による選手宣誓の予行練習などは、バックネット裏の銀傘の下で実施された。
 今大会の入場行進曲は故阿久悠さんが作詞し、谷村新司さんが作曲した大会歌「今ありて」。行進は大阪桐蔭を先頭に駒大苫小牧(北海道)から富島(宮崎)まで北から南の順に歩く。
 開会式後の第1試合は東筑(福岡)と聖光学院(福島)が対戦する。

◎雨の甲子園 開会式リハーサルは主将のみ行進

 開会式リハーサルは一部のみの実施となったが、東北勢4校の主将は23日の開幕へ向け気を引き締めた。東北勢の先頭で行進したのは花巻東(岩手)の菅原主将。「先輩たちが見てきた甲子園の景色はこういうものかと思った。いよいよ始まるのかという感じがしてきた」と感慨深げだった。
 21世紀枠で初出場する由利工(秋田)の畑山主将は「テレビで見ていた場所を歩けてうれしい」と目を輝かせながら、「本番は緊張するのでスタンドを見ないようにする」と笑った。
 日大山形は昨夏の甲子園大会も出場したが、斎藤主将は体調不良で参加できなかった。「甲子園という特別な舞台の独特な雰囲気を楽しみたい」と意気込んだ。
 聖光学院は福島県勢として春夏を通じ初の開幕試合に臨む。矢吹主将は「選手全員グラウンドに立てるのを心待ちにしている」と表情は明るかった。(今愛理香)